【幼児向け】

Q1. どうして「手洗い」をしっかりしないといけないの？

A1. 目に見えないバイキン（ウイルス）が、手についてしまうことがあるからです。

その手で目や口をさわると、バイキンが体の中に入ってきて、病気の原因になってしまいます。お外から帰ってきたときやご飯を食べる前には、石鹸でしっかり手を洗って、バイキンをやっつけようね。

Q2. バイキンから体を守るために、他にどんなことができるかな？

A2. みんなで元気に過ごすために、次のことをやってみよう。

1. お部屋の空気をきれいにしよう：お部屋の窓をあけて、外の新鮮な空気と入れかえっこ（換気）をすると、お部屋の中にいるかもしれないバイキンを外に出すことができるよ。
2. お部屋がカサカサにならないようにしよう：お部屋の空気がカサカサ（乾燥）していると、バイキンが元気になってしまいます。加湿器などを使って、お部屋に少しだけ湿り気（湿度）を与えてあげよう。
3. 体を温めよう：体が冷えると、バイキンと戦う力が弱くなってしまいます。温かい服を着たり、温かいものを飲んだりして、体をポカポカに保とうね。
4. 好き嫌いせずご飯を食べよう：ご飯をしっかり食べると、体が強くなってバイキンに負けにくくなるよ。

【家庭向け】

Q1. 冬になると、なぜ風邪やウイルス性の病気が流行りやすいのですか？

A1. 冬は空気が乾燥するため、咳やくしゃみによる飛沫感染のリスクが高まります。

また、低温で乾燥した環境はウイルスが活動しやすくなるため、注意が必要です。さらに、寒さで体温が下がると免疫力が低下し、ウイルスに感染しやすくなります。

Q2. 家庭でできる具体的なウイルス対策を教えてください。

A2. ウイルスから体を守るためには、基本的な感染対策を徹底することが最も重要です。

1. 手洗い：ウイルスが付着した物を触った手から感染することが多いため、石鹸を使って指先や爪の間、手首まで20～30秒かけて丁寧に洗いましょう。
2. 空気の乾燥を防ぐ：空気が乾燥するとウイルスが広がりやすくなります。加湿器などを使って、室内の湿度を40%以上に保つよう心がけましょう。湿度を保つことで、のどや鼻の粘膜の乾燥も防げます。
3. 換気：室内にこもったウイルスを外に出すために、定期的な換気が有効です。窓を2か所以上開けて空気の通り道を作ると、より効率的に換気できます。
4. 適度な運動とバランスの取れた食事：体を動かすことや、バランスの取れた3度の食事は、免疫力を高める基本です。
5. 体を温める：体温が1℃下がると免疫力が30%以上低下すると言われています。暖かい飲み物を摂ったり、温かい服装を心がけたりして、体を冷やさないようにしましょう。